英国オックスフォード大学産婦人科と共同研究を開始

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ルカ・サイエンス、英国オックスフォード大学と
胎児発育不全(FGR)の新規治療法の共同研究を発表

ミトコンドリア研究を基礎に医薬品の研究開発を行うルカ・サイエンス株式会社 (所在地:東京都中央区、CEO:サイ リック、 以下「ルカ・サイエンス」)は、オックスフォード大学産婦人科(Nuffield Department of Women's & Reproductive Health)と共同で、ルカ・サイエンス独自の薬物送達プラットフォーム技術を活用した胎児発育不全(Fetal Growth Restriction、以下「FGR」)の新規治療法の共同研究を行うことを発表しました。

今回の共同研究は、ルカ・サイエンスのUKプロジェクトディレクターである松宮陽輔医師が、オックスフォード大学との共同研究のコーディネートを行うことで実現しています。

■共同研究について

胎盤は、母体から胎児へと栄養素を供給する唯一の器官です。胎盤機能の異常は、IUGRを含む妊娠中の重大な問題を引き起こします。

FGRは世界中で年間1,000万人以上の胎児に影響を及ぼしており、その内20万人がFGRに関連して死亡しています。生存した場合(多くの場合早産)でも、早産の後遺症だけでなく、長期的な病気のリスク(代謝性疾患と心疾患)の増加に直面しています。FGRの最大の原因は、栄養不良で胎盤が胎児に栄養を効果的に供給できないことです。

現在、FGRに対しては、妊娠期間に関わらず出産を早める以外に有効な治療法がありません。胎盤細胞のエネルギー状態を改善し機能を維持することは、理論上治療法となり得る可能性の一つです。今回の国際共同研究は、ルカ・サイエンスで開発された独自の技術とオックスフォード大学での豊富な胎盤研究の経験を組み合わせ、胎盤に特化した治療法を提供することで、FGRの治療を実現するために共同で研究を推進します。

 

■オックスフォード大学 Dr. Manu Vatish(※1)のコメント

私たちは、産科医療における重要な課題の一つに取り組むため、ルカ・サイエンスと協働できることを大変嬉しく思います。ルカ・サイエンスの最先端技術は、この難治性の臨床問題に独自の解決策を提供します。ミトコンドリアを胎盤組織に送達するための彼らの新しいプラットフォーム技術を使用することで、栄養が不足している胎児へのエネルギー供給を増加させ、そして世界中の胎児に影響を与えているこの疾患の治療法を開発するための大きな一歩となるでしょう。

 

■ルカ・サイエンス株式会社について

9月に、10.3億円のシリーズAの資金調達を発表したルカ・サイエンス株式会社は、機能不全・障害が発生した組織・臓器の生体エネルギーを回復する、ミトコンドリア治療の新領域を開拓する前臨床ステージのバイオ製薬企業です。

ミトコンドリアは、私たちの体のエネルギーを作り出す「細胞内の発電所」です。ルカ・サイエンスは、独自の機能性ミトコンドリアを製造、保存、送達する新しいプラットフォーム技術を開発しました。機能性ミトコンドリアの高度な送達システムは、特定の細胞または組織の生体エネルギーを改善することができ、幅広い疾患領域において、これまで有効な治療法がなかったアンメットメディカルニーズに対する治療薬の開発を可能とします。

※1: Professor at the Nuffield Department of Women's and Reproductive Health.

 

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